あなたの愛犬は何頭?
長頭種、中頭種、短頭種ってしってます?
犬の世界では頭蓋骨とマズルの長さを図っりその比率で、体調の傾向を確認できるのですが、ご存じでしたか?
大きく分けると、長頭種、中頭種、短頭種の3つに分けることができるようです。
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確認してみましょう!
頭蓋骨とマズルの長さが同じくらいだと、中頭種に分類されます。
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マズルが短いと
短頭種です。
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そして、長頭種は、マズルの方が長い犬種になります。
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愛犬が、夏を乗り切る為に
汗をかかない犬にとって、発汗の手立ては呼吸が主という事になります。
体に溜まった熱は、呼気で外に逃がしてバランスを保っています。
走ったり、温かい日にワンちゃんが、はぁはぁ・・と口をあけて呼吸をしているのは、熱を外に逃がしている動作なんですね。
ただ、短頭種のワンちゃん達の鼻と口腔のサイズは、このはぁはぁという呼吸動作=パウンディングでも、熱を逃がせない事があるようなんです。
呼気が上がる口元と、鼻が近い事も、原因の一つだそうで、短頭種のワンちゃんは、特に暑さに弱いと覚えておくと良いと思います。
短頭種に限らずその子によって暑さ・寒さ、そして呼吸のパターンも違うので、日頃から、しっかりと愛犬の状態を観察しておく事も大切ですね。
これからの季節は、お散歩時間には充分注意したいですね。
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あれ!?おかしいと思ったら
どんなに気を付けていても、お散歩は毎日の事。
真夏だと夜でも気温はそのまま高い日だって沢山あります。
というわけで、お散歩途中で愛犬の様子がおかしくなった場合の対処法をまとめておきますね。
チェック1 愛犬の舌を確認します。
鮮紅色~紫色に変化していたら、熱中症の疑いがあります。
チェック2 呼吸(パウンディング)が激しくなり、よだれの量が多くなっている
いつもより、ヨダレが沢山でている、呼吸が激しく様子がおかしい時、熱中症が起こっている可能性があります。この時体温を測って41℃を超えていたら危険です。
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熱中症の疑いがある場合は、次の①~⑥を順番に試して様子をみましょう。
① 風通しのよい場所へ連れていく
木陰や、日差しを避けれる場所へ取り合えず非難しましょう。風が通る場所が好ましいです。
② 水を飲ませてみましょう。
常温のお水を飲ませてみましょう。飲むようでしたら、木陰でそのまま少し休ませて回復を待ちましょう。
③ 絞ったタオルや、お水で口周りと洗ってあげましょう。
お水を飲まない、様子に変化もない場合は、お口の周りを水で濡らしてみましょう。呼気の熱を下げる事で体調が回復する場合があります。
④ 冷たい水を体にかけてあげましょう。又は冷たい水で絞ったタオルで体をふいてみましょう。
それでもダメな場合は、体にお水をあてて、熱を取る方法を試しましょう。冷たいタオルを体にあてたりふいてみるのも有効です。
⑤ 意識がない時は、犬の頭を冷やしてみてください。冷たいタオルなどで頭を包んで冷やして様子をみます。
返事をしない、アイコンタクトができない時等、頭を冷やしてみましょう。この場合、冷やしたタオルで頭を包んであげると良いでしょう。
⑥ 体温が39.5℃くらいに戻ったら、冷やすのをやめましょう。
体温が計れるなら計りましょう。39℃くらいなら一旦冷やすのをやめて様子をみてみましょう。
まとめ
お散歩の途中で様子がおかしくなったら、心配ですよね。
慌てずに、まずは冷やしてみましょう。
回復したと思っても、何かほかに問題があると心配ですから、ある程度回復したら、かかりつけの獣医さんに連絡するか、検診を受けて他に何か問題がないかチェックする事をお勧めします。
暑い・寒いと言えないワンちゃん達、飼い主さんと一緒にお外にいるのが嬉しくて、辛い素振りなんて中々見せないワンちゃん達が多いのです。
日頃から、愛犬の様子を観察していると、ちょっとした動作や表情の変化がわかるようになってくると言いますから、あれ?おかしいかな?と思ったら休憩や、水分などを上手に取り入れて、愛犬とのお散歩を楽しんでください。
夏も愛犬との楽しい日々を過ごしてください。